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2026.04.17

  • 院長のつぶやき

胸痛 胸の痛み

胸の痛みは、多くの方が一度は経験する症状ですが、その原因はさまざまであり、中には早急な対応が必要な病気が隠れている場合もあります。「少し休めば治るだろう」と自己判断せず、症状の特徴を正しく理解することが大切です。

まず注意したいのが、心臓に関連する胸の痛みです。代表的なものとして狭心症や心筋梗塞が挙げられます。これらは心臓に血液を送る冠動脈が狭くなったり詰まったりすることで起こり、胸の中央が締め付けられるような圧迫感や重苦しさとして感じられることが多いのが特徴です。運動時や階段の昇降時、寒い場所に出たときに症状が現れる場合は注意が必要です。また、安静時にも続く強い痛み、冷や汗、吐き気、息苦しさを伴う場合は、緊急性が高い可能性があるため、速やかに医療機関を受診してください。とくに、冷や汗を伴う胸痛症状は心臓だけでなく大動脈疾患などを含む致命的な場合があるため、迷わず救急搬送をふくめ緊急受診したほうが良いです。

一方で、胸の痛みは心臓以外の原因でも起こります。例えば、肋間神経痛では体を動かしたときに鋭い痛みが走ることがあり、筋肉痛では押すと痛みが強くなる傾向があります。また、逆流性食道炎では食後や横になったときに胸やけのような不快感を伴うことがあります。これらは比較的緊急性が低い場合が多いものの、症状だけで原因を見分けるのは難しいため、繰り返す場合や長引く場合は医師の診察を受けることをおすすめします。

当院では、胸の痛みに対して丁寧な問診を行い、必要に応じて心電図検査や血液検査、心エコー検査などを組み合わせて総合的に診断を行っています。患者さまの症状や生活背景に応じて、適切な検査と治療をご提案いたします。

胸の痛みは、体からの大切なサインです。重大な病気の早期発見につながることも少なくありません。「様子を見る」よりも「早めに相談する」ことが、健康を守る第一歩です。気になる症状がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。