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2026.06.16

  • 院長のつぶやき

生活習慣病は「症状がないうち」の対策が大切です

生活習慣病とは、日々の食事や運動習慣、睡眠、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関係して発症する病気の総称です。代表的なものとして、高血圧、糖尿病、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪の異常)、肥満などがあります。

これらの病気は初期にはほとんど自覚症状がありません。そのため、「特に体調は悪くないから大丈夫」と考えてしまいがちです。しかし、症状がないまま血管へのダメージが少しずつ蓄積し、将来的に心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、心不全などの重大な病気につながる可能性があります。

特に高血圧は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれています。血圧が高い状態が長く続くと、心臓は強い圧力に対抗して血液を送り出さなければならず、心臓や血管に大きな負担がかかります。その結果、動脈硬化が進行し、さまざまな循環器疾患の原因となります。

また、糖尿病では血糖値の高い状態が続くことで血管が傷つきます。脂質異常症では余分なコレステロールが血管壁に蓄積し、動脈硬化を進行させます。これらの病気は単独でも問題ですが、複数が重なることで心血管疾患のリスクはさらに高くなります。

生活習慣病の予防や改善には、まず生活習慣の見直しが重要です。食事では塩分や糖分、脂質の摂り過ぎに注意し、野菜や魚、大豆製品を積極的に取り入れましょう。特に日本人は塩分摂取量が多い傾向があり、高血圧予防のためにも減塩を意識することが大切です。

運動習慣も重要です。ウォーキングや軽いジョギング、自転車などの有酸素運動を無理のない範囲で継続することで、血圧や血糖値の改善、体重管理に役立ちます。まずは「今より少し多く体を動かす」ことから始めてみましょう。

さらに、十分な睡眠やストレス管理も健康維持には欠かせません。睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害は高血圧や不整脈、心不全との関連も指摘されており、いびきや日中の眠気が気になる方は一度ご相談ください。

生活習慣病は早期発見・早期治療が非常に重要です。健康診断で血圧や血糖値、コレステロール値の異常を指摘された場合は、「まだ症状がないから」と放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。

当院では高血圧、糖尿病、脂質異常症をはじめとした生活習慣病の診療を行っています。必要に応じて心電図検査や心エコー検査など循環器専門の検査も実施し、心臓や血管の状態を総合的に評価します。また、管理栄養士による栄養指導も行っており、患者さん一人ひとりに合わせた生活改善をサポートしています。

健康な毎日は、日々の小さな積み重ねから始まります。将来の心臓病や脳卒中を予防するためにも、今の生活習慣を見直してみませんか。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。