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2026.06.24

  • 院長のつぶやき

生活習慣病は「症状がないうちの予防」が大切です

生活習慣病とは、食生活の乱れ、運動不足、喫煙、過度の飲酒、睡眠不足などの生活習慣が深く関係して発症する病気の総称です。代表的なものとして、高血圧、糖尿病、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪の異常)、肥満などがあります。

生活習慣病の怖いところは、初期にはほとんど自覚症状がないことです。血圧が高くても、血糖値が上がっていても、多くの方は普段通りの生活を送ることができます。しかし、症状がないまま長期間放置すると、血管の老化(動脈硬化)が進行し、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、腎不全などの重大な病気につながる可能性があります。

厚生労働省の調査では、日本人の死亡原因の上位を占める心疾患や脳血管疾患の多くに、動脈硬化が関与していることが知られています。また、大規模な疫学研究では、血圧が正常範囲を超えると心血管疾患のリスクが段階的に増加することが示されています。さらに、糖尿病のある方は、糖尿病のない方と比べて心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが高いことも報告されています。

生活習慣病の予防と改善には、日々の積み重ねが重要です。まず心掛けたいのは、塩分の摂り過ぎを避けることです。日本人の食塩摂取量は依然として多く、高血圧の大きな原因となっています。味噌汁や漬物、加工食品の摂取量を見直すだけでも効果が期待できます。また、野菜や海藻類を十分に摂り、バランスの良い食事を意識しましょう。

運動も大切です。激しい運動を行う必要はなく、ウォーキングなどの有酸素運動を継続することが推奨されています。世界保健機関(WHO)は、成人に対して週150分以上の中等度の身体活動を推奨しています。1日20~30分程度の散歩を習慣にするだけでも健康維持に役立ちます。

さらに、禁煙は最も効果的な予防策の一つです。喫煙は動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを大きく高めます。十分な睡眠やストレス管理も、血圧や血糖値の改善に良い影響を与えることが知られています。

生活習慣病は早期発見・早期治療が重要です。健診で「血圧が高い」「血糖値が高い」「コレステロールが高い」と指摘された場合は、そのまま放置せず医療機関にご相談ください。適切な生活習慣の改善と必要に応じた治療によって、将来の心筋梗塞や脳卒中を予防できる可能性があります。

健康寿命を延ばし、いつまでも元気に過ごすためにも、今できる生活習慣の見直しから始めてみましょう。

高血圧・脂質異常症・糖尿病に関するご相談は、すぎうら内科ハートクリニックまでお気軽にお問い合わせください。