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2026.05.08

  • 院長のつぶやき

息切れ

「最近、息切れしやすい…」それ、年齢のせいだけではないかもしれません

階段を上ったとき、少し急いで歩いたとき、あるいは以前なら平気だった動作で「息が上がる」「呼吸が苦しい」と感じることはありませんか。息切れは加齢や運動不足でも起こりますが、心臓や血管の病気が隠れている場合もあるため注意が必要です。

私たちが呼吸をしているのは、全身に酸素を届けるためです。その酸素を全身へ送り出しているのが心臓です。心臓の働きが弱くなると、必要な酸素を十分に届けられず、身体は「もっと酸素が必要だ」と判断して呼吸回数を増やします。その結果、息切れとして症状が現れます。

循環器内科で特に注意したい病気のひとつが「心不全」です。心不全とは、心臓のポンプ機能が低下し、全身へ十分な血液を送れなくなる状態を指します。初期には「坂道で息が切れる」「疲れやすい」といった軽い症状だけのことも少なくありません。しかし進行すると、安静時でも苦しくなったり、夜間に息苦しくて目が覚めたり、足のむくみを伴ったりすることがあります。

また、不整脈も息切れの原因になります。脈が速すぎたり不規則になったりすると、心臓が効率よく血液を送り出せなくなり、「動悸」とともに息苦しさを感じることがあります。特に高齢の方に多い心房細動は、脳梗塞のリスクとも関係するため、早めの診断が大切です。

もちろん、息切れの原因は心臓だけではありません。貧血、肺の病気、感染症、ストレスなどでも起こります。そのため、「少し様子を見よう」と放置せず、症状が続く場合には医療機関で原因を確認することが重要です。

次のような症状がある場合は、一度循環器内科への受診をおすすめします。

・以前より歩くと息が切れやすい
・階段や坂道がつらくなった
・横になると苦しい
・足のむくみがある
・動悸や胸の違和感を伴う
・急に体重が増えた

循環器内科では、心電図、胸部レントゲン、心エコー検査、血液検査などを行い、心臓の状態を詳しく調べることができます。早期に異常を見つけることで、症状の悪化を防ぎ、日常生活の質を保つことにつながります。

「年齢のせいだから」と思っていた息切れが、実は治療が必要なサインだったということも少なくありません。少しでも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。早めの受診が、健康な毎日を守る第一歩になります。